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キッチュ研究
忘れようとしても思い出せない、過剰な場所・もの・人・映画・音楽  
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地下鉄東山線にて本山駅まで行き、名古屋大仏のある桃厳寺にむかう。
門から入り、寺に入る。
そんな大きな大仏があるようには全く見えない。細い道を進む。
ちょっと開けた場所に出ると、眼下に仏さんの手だけが置いてあるのが見えた。
「おっ、でっかい手がある」
振り返ると連れが「ひっ」と言ってかたまった。

木の陰から緑の姿が見えた。

色のせいもあるか、異様な雰囲気である。
この位置から下に向かって降りる道があって、降りていくとまん前に出た。

15メートル
台座が凝っている。

世界を支えているのは象なのだ。

パオーン

上から見えたのはこの手である。
実物大

青銅の色みが強烈な印象である。
目つきのきつさも含めて、強そうである。
妙に不吉なものを感じる。

このような工事用の柵に囲まれている。

大仏の横に、大仏と同系色の工事用クレーンが置いてある。
妙にカッコイイ

さらに横は墓地となっている。

布袋大仏と正反対、シャレの通じなさそうなオーラを放っている。

攻撃的である。

別名やすらぎ大佛というのだろうか?

これを眼前にして、やすらぎは全く感じなかった。
ただただアドレナリンが噴出する気持ちだった。
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比叡山ドライブウェイから、比叡山山頂を目指す。
大津の街と琵琶湖が眼下に広がる。

プリンスホテルが突き出してる。
136メーターらしいから、牛久大仏があそこにあれば、あれに近い感じで見えるのか。

中腹あたりで休憩。
数百円で竿を借り、親子連れがザリガニを釣っている。
ザリガニも暑いのか、どうも元気が無いようだ。

しばらく探して見つけた。
伝教大師尊像。この前で護摩符法要が行われていた時の報道を見てから、ずっと気になっていた像。

大津、坂本で偶然発見した伝教大師像もちょうどこのミニュチュア版といった感じだった。

最澄として知られる。


この像の前で護摩符の炎が火柱を上げる光景はなかなか凄そうだ。

快晴に像は映える
こういうモノを見に行くときは晴れているとき、そして観光客が多そうなときがいい。
悪天候で人気の無い巨大仏というのは怖すぎる
スカッと晴れていてくれないと、正気ではいられない。
愛知、名古屋へ夏の旅行に行ってきました。

小牧インターで下り、最近「ワンダーJAPAN」の表紙にもなった、布袋大仏を探す。
「布袋駅」で場所をたずねたが、たどり着けない。田園地帯をぐるぐる回る。
結構、この手の大仏にはある事。大きいはずなのにさっぱり見つからない。
そのかわり突然目の前にヌッ、と出現したときの感覚といったらもうたまらない。
おかしいなあ、この辺のはずやのになあ・・・
と言って、小道を抜けたら、ワッ!

でたっ!
墓地の向こうに顔が見えた!
イッキにアドレナリンが出ますわ~
なぜか墓地に冷蔵庫があるのもいい感じ


いや~
いいね~

18メートル
下から見上げる

いやはや、なんとも味わい深い大仏さんである。

こういう顔のオッサン知っていたはずだ。
もうつぶれた近所の映画館で、やくざ映画を見ていたはずだ。
こんな夏の暑い日、ランニングシャツでウロウロしてる

ボン、ラムネ飲んでくか
ラジコン持ってんのか
オッサン電池あまってるさかいやろか

大仏ガレージ

背後は住居になっていた。
いつも「像」の影を追い求めていると、とんでもなく身近にこんなものがあったのか!と驚かされる事がある。膳所公園としてなじみの深い「膳所城跡公園」の前を自転車で通りかかった時、一瞬「像」の背中のようなものが見えたような気がした。まさかな・・・と思いつつ公園内へ。子供の頃からたまに来ていた琵琶湖岸の古い公園。その名のとおり、家康が建てた膳所城の跡地であり、桜の名所でもある。小学校時代には遠足や写生大会なんかでよく訪れた場所である。そんなところに「像」があったなら絶対記憶に残っているはずだが・・・。

かつての膳所城の門を再現した入り口。

何かあるぞ。

やはり道から一瞬見えたのは「像」だった。

「英霊塔」
顔はまさに観音様。右手に平和の象徴である鳩、左手には赤子、一種の慈母観音と言ってもいいだろうか?
造型には荒さがあり、表面はざらつきがある。アーティスティックな作家性を感じる。

どっしりした後姿も迫力満点。今にも振り返りそうである。

森大造(1900~1988)
米原・上丹生で生まれた彫刻家。
彦根駅前の井伊直政像など、県内外に作品多数。米原醒井にある醒井木彫美術館に、記念館があるらしい。
1955年に製作されたこの英霊塔は、戦後10年を経て、太平洋(大東亜)戦争の犠牲者の霊を祭るために作られたものなのだろう。何せ塔の周辺になんの能書きもないのである。ネット上でも情報は極端に少いが、ここで慰霊祭のような事が行われたらしい。

裏側に出入り口がある。ここから中に入れるのだろうか?

きわめて人間的な後姿。

悲惨な戦いを繰り返すな。
今でも花が供えられている。
しかし、この公園にこんな像があったとは、全く知らなかった。何度も訪れている場所なのに。こういうことは巨大仏関係ではよくあって、誰かに「どこそこにこんなでっかい観音さんがあって、胎内に入れて、なんやかんや・・・」てな話をしていて、笑いながら「へ~っ」って聞いてた友人が、フッと「あ、俺そういえばそこ行った事あるわ!!」と気づく・・・
巨大仏というのはそのインパクトとは裏腹に、すぐに記憶から消えていく性格を持っているようだ。まあ大半の人は大仏や大きな像に別に興味ないから仕方ないとは思うが。

不敵な笑みにも見える。
年に一度の所用のため、奈良県天理市へ。
天理はいい感じにイナタさの残る好きな街。天理教の同級生がいたから、夏のこどもおぢばがえりも毎年楽しみだった。夜の商店街の縁日も子供にはたまらんかったな。

今日は運転せずにすんだので、奈良方面への田舎道をのんびりした気持ちで見ていると・・・
いきなりガケのような所に大仏の顔が!
「うわっ!止まって止まって!」

どうやら石屋の展示場なのだが、巨大な石灯籠がズラーッと並び、彼方には石の鳥居が大小そびえている。
そして数々の石仏・・・
見たい!
奥のほうには事務所や工場らしき建物があり、どうやらここで作っておられるようだ。
中へ入ってみる。

川が流れており、欄干は両方がコレである。もうたまらない。

亀が幾重にも積み重なっている。

いろいろな石像たち。161号線の石像とも通ずるような・・・

さらに奥のゾーンには凄い世界が。

石垣に刻まれた仏様。

シンボリックな観音様をお地蔵さんが囲んでいる。そして後ろ側にはランドマーク的な仏様の頭部。
車から一瞬見えたのもこれだった。


実際にこの空間に身を置いてみないとなかなか伝わらない迫力。
JAの石屋さん、との事だった。お金持ちになったらまた訪れてみたい。
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